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筋トレ中に頭痛発生!
筋トレ中に頭痛が発生して困る!という人は実は多いのです。毎回頭痛が起きる人、たまに起きる人、いろいろですが主にスクワットやデッドリフトといった高重量を扱うトレーニング中に頭痛やもしくは吐き気が発生しているというパターンが多いですね。逆に低重量種目やアイソレート系の種目では頭痛が発生する可能性は低いようです。
頭痛の発生原因は主に酸欠です。デッドリフトでMAX更新を狙う時などに、引き上げた瞬間目の前が真っ白になったという経験をお持ちの方も多いと思います。もちろん私も経験があるのですが、これも急激に大きな力を出し、酸素を消費してしまったために酸欠が起きているんですね。このような状態が1日のトレーニング中に何度も起きるとどんどん酸素が足りない時間が長くなってしまい頭痛や吐き気が発生してしまうのです。
頭痛や吐き気の解消法は?
酸欠が原因である以上、呼吸法を改善して頭痛を治すのが王道となります。大概の場合、デッドリフトやスクワットで連続5レップ以上の回数をこなすと頭痛が起こりやすくなります。これらの種目は高重量を扱いますから、腹圧をかけるために息を止めて動作を行いがちです。
スクワットについては起ち上がった瞬間に一回息をして再度腹圧を掛け直しましょう。無呼吸で行うのは2レップまでにするべきです。
また、デッドリフトの場合はボトムの位置で息をしにくい人もいると思います(ボトムで少しリバウンドさせて2レップ目以降を行うタイプの人)。その場合は、引き切った位置で毎回一回だけ息をするようにしましょう。慎重に行わなくてはいけませんが、最悪酸欠でぶっ倒れてしまうととても危険ですからね。
悪化し過ぎると自律神経失調症も
頭痛が起きてもすぐに治っている場合はまだ良いのですが、慢性化すると自律神経失調症のようなメンタルの病気にまで悪化してしまう可能性もあります。特に激しいトレーニングを繰り返し、栄養と睡眠をとっても疲労が回復しきれない状態で更に頭痛を放置してしまうと徐々にパニック障害的な発作が起きることもあるのです。
上述した通り、頭痛を治すためには休養が一番です。長々と休むのではなく頭痛の兆候が現れたらそこでスパッとトレーニングを終える。そうやっている内に徐々に頭痛が発生しにくくなり、いずれ頭痛はほとんど起きなくなります。改善しきるまではヤキモキしますが悪化させてしまうよりはマシです。
頭痛は体調異常のシグナルです。筋力トレーニングには強い精神力が必要となりますが、異常を我慢する悪い意味での根性論は必要ありません。休むべき時は勇気を持って休まなければならないのです。
ちなみに、頭痛が必ず発生する種目がある、という人は1日の最後にその種目を持ってくるようにするというのも手です。スクワットやデッドリフトの場合は本来は第一種目に行いたいところですが、頭痛が治るまでは最後の種目とすることでその日のトレーニングを中止にしなくてもよくなるわけです。