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脚を速くする筋トレ|「脚トレすると脚が遅くなる」は大嘘です!
筋トレによって筋肉を鍛えても、それは使えない筋肉だ。とか、筋肉をつけると動きが遅くなる。なんて意見を聞いたことはありませんか?
昔からなぜか日本人はウェイトトレーニングを毛嫌いする傾向があるのですが、このような常識は日本特有のものなんです。正に、日本の常識は世界の非常識なんですね。なぜなら、世界トップの陸上アスリート達は皆ウェイトトレーニングを日々一生懸命こなしています。彼らはウェイトトレーニングを止めたらもっともっとタイムが伸びるのでしょうか。そんなはずはありませんよね。
体が発揮できる運動量は筋力に依存しています。筋肉をしっかり鍛えた上で、その筋肉を正しく効率よく稼働させるための練習を行えばあっという間に脚は速くなるのです。
効果的な脚を速くする筋トレ方法
脚トレの種目としては瞬発力を効果的に鍛えられるもの、そして複合関節を同時稼働するものが良いでしょう。単関節(アイソレート)系の種目は確かに狙った部位を筋肥大させるのにはとても適しているのですが、「速く走る」という最終目的を叶えるためにはなるべくマシンは使わずに、人間本来の自然な動作の中でしっかり負荷を掛けられる種目を重点的に実施すべきです。
そこでオススメしたいのがまずはバーベルスクワットですね。脚トレの王道です。これを10レップが限界ギリギリの重さでまずは3セット行います。インターバルは3分くらいでよいでしょう。
その後、バーベルははずしてジャンピングスクワットを行います。1セット15回。10秒のインターバルをあけ、連続で5セット行います。かなりキツいと思いますが気合で乗り来ましょう。
次はヒップスラストです。太ももの裏側、ハムストリングスと臀筋を鍛えます。スクワットでも刺激が入る部分ではありますが短距離走で脚を「蹴る」動作にはこのハムストリングスが強力に育っている必要があります。
最後四種目目はカーフレイズです。やはりふくらはぎが貧弱では鍛えた大腿部の力を地面へと伝えられませんからね。回数を多めにしてしっかり限界まで追い込んでいきます。
もちろん実際に走って鍛える事も重要!
短距離走を鍛える場合、ゼロダッシュのトレーニングは必須になります。筋トレによって基礎的な筋力は大幅に上昇させることができますが、実際に速く走るためには神経系がきちんと作用するように「仕上げ」なければならないのです。
0m-15m程度のダッシュは何本も何本も繰り返し行いましょう。最初の一歩目からいきなり全出力を発揮できれば相当タイムは向上します。
また、シャトルランも効果的です。とにかくひたすら走る。神経系を鍛える。これによって太く肥大した脚部の力を最大限推進力に変えることが出来るわけです。